うりおの日記

青年海外協力隊27年度2次隊としてモザンビークのビランクーロという町にいます。職種はコミュニティ開発です。

モザン生活 500日目    帳簿付け普及活動

モザン生活 500日目    帳簿付け普及活動

 

昨年9月ごろより市場の小規模事業主、おばちゃんたちに帳簿の付け方を教えている。

JICAのお金でノートを100冊購入し今までで70冊ほど配った。

 

毎日市場に行って一緒に帳簿を付けるのだがこれが全然うまくいかない。継続して帳簿をつけているのは5人ぐらいだ。すぐに何らかの効果が出るわけではないので面倒くさくなってしまうのだと思う。

 

とりあえず経緯としては、

9月 活動をはじめる。おばちゃんたちに「ノートをくれる人」だと認識される。ノートを配っても家に持って帰ってもう持ってこない。子どもの勉強用に流用される場合が多かった。

10月 ペンを自分で用意したらノートを配るというルールにした。でもあまり効果はなかった。帳簿をつけるのが罰ゲームみたいな感じになってきてあまりしつこく言うのを止めた。それ以降は雑談を中心にした。

11月 ふとしたきっかけで一人が継続してつけるようになった。その後少し人数が増えた。5人ぐらい。今に至る。

 

当初は帳簿を入口にしてどうやって原価を下げるのかとか利益を上げるにはどうすればいいのかとかを一緒に考えたいと思っていたのだが今は帳簿とか関係なく仕事も関係なくいろいろ話しをしている。日にもよるがだいたい一日二時間ぐらい市場で過ごす。全然うまくいっていないがこの活動で勉強させてもらっていることがたくさんある。あとこの活動が一番気に入っている。

 

P.S. 先週、JICAより任期延長を希望するかどうかの確認メールが来て延長を希望しない旨の返信をした。最長でここに住めるのは今年の10月頭に決まった。二年間の前提でやってきたので任期延長はしないが正直なところ全然帰りたくない。ずっとここにいたい。でも「ずっとここにいたい」とか思う時点で早く場所を変えた方がいいよなと思う。

 

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