読書感想17 アルピニズムと死
単独または少人数で、酸素ボンベを使用せずに難ルートに挑戦し続ける世界的登山家。沢木耕太郎の『凍』(この本の著者をモデルにしたドキュメンタリー)を読んで以来のファンだ。
山野井泰史に触れるたびに死について考えさせられる。死に近づくほどに生を実感するのってどういうことだ。生きていることってすぐ当たり前になってしまうからなのだろう。
それにしても登山家はよく死ぬ。
「限界線から一歩踏み出すたびに、生命が躍動した。安住できる土地を離れ、不安や孤独を感じながらも、克服することが困難で切り立った場所に向かっていった。同じ領域では満足できなかった。」
アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由 YS001 (ヤマケイ新書)
- 作者: 山野井泰史
- 出版社/メーカー: 山と渓谷社
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: 新書
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かっこよすぎる。