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うりおの日記

青年海外協力隊27年度2次隊としてモザンビークのビランクーロという町にいます。職種はコミュニティ開発です。

読書感想13 職業としての小説家

 とてもよかった。

印象深かった箇所を引用する。

資格があるかどうか、それを見分けるにはどうすればいいか?答えはただひとつ、実際に水に放り込んでみて、浮かぶか沈むかで見定めるしかありません。

 

オリジナリティーというのは、それが実際に生きて移動しているときには、なかなか形を見定めがたいものなのです。

 

あらゆる表現作業の根幹には、常に豊かで自発的な喜びがなくてはなりません。オリジナリティーとはとりもなおさず、そのような自由な心持ちを、その制約を持たない喜びを、多くの人にできるだけ生のまま伝えたいという自然な欲求、衝動のもたらす結果的なかたちに他ならないのです。

 

「やるべきことはきちんとやった」という確かな手応えさえあれば、基本的に何も恐れることはありません。あとのことは時間の手にまかせておけばいい。時間を大事に、慎重に、礼儀正しく扱うことはとりもなおさず、時間を味方につけることでもあるのです。

 

『ベストを尽くしたという満足感、精一杯働いたというあかし、我々が墓の中まで持っていけるのはそれだけである。』

 

持続力を身につけるためにはどうすればいいのか?(中略)基礎体力を身につけること。逞しくしぶといフィジカルな力を獲得すること。自分の身体を味方につけること。

 

第8回『学校について』は多くの人に読んでほしい。すでに多くの人が読まれているのだろうがもっとたくさんだ。時間がなければP202から、日本の社会システムと原子力発電所事故についての記述からだけでも。

他人の痛みを「想定」することのない、想像力を失った悪しき効率性。

 

 

 

職業としての小説家 (Switch library)

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